公益財団法人北九州生活科学センター KLSC福岡事業所
福岡市食品衛生協会研修会検査事業
 検査事業
公益財団法人北九州生活科学センターは,保健衛生及び環境に関する検査,調査,研究,啓発及び相談等を行うことにより,公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与することを目的に事業活動をしている公益法人です。公益社団法人福岡市食品衛生協会の食品検査センターの業務を引き継ぎ,業務を継続します。試験検査を正確かつ迅速に行うことを目指して機器の整備等に努め,食品GLPや水道GLPに基づいた食品や水道の検査を実施しています。
また,営業者の自主的衛生管理に活用されるよう,腸内細菌検査,食品検査及び食品取扱い施設のふき取り検査を実施しています。
 
 検査の種類
■腸内細菌検査(検便)
検便は食品の調理・製造や取扱に従事する人の健康管理のために行うものです。 保菌者の早期発見は感染症や食中毒の未然防止に役立ちます。食品を直接取扱う従事者は全員が年一回以上検査を受けるよう,福岡市食品衛生条例で義務付けられています。特に集団給食施設や大量調理施設などでは毎月定期的な実施が望まれます。
 
■食品細菌・理化学検査
安全な食品を提供するためには,常に製品の衛生状況を把握し,記録しておくことが大切です。納品先から検査成績書の提出を求められたときや,「賞味期限」を設定するときなどの検査を行っています。細菌検査や添加物等の理化学検査のほか,種々な温度条件を設定し,一定期間の細菌数の消長を検査する「保存試験」等を実施して,期限表示の基礎となる科学的データを提供します。
  
■栄養成分分析
平成27年4月1日より「食品表示法」が施行され、食品関連事業者に対し、原則として全ての消費者向けの加工食品の栄養表示について、エネルギー、たん白質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)が義務化されました。義務表示5項目に加えて食物繊維、飽和脂肪酸やミネラル等の分析を行っています。
  
■異物検査
食品中の異物として、昆虫、動物毛、かび、ガラス、金属、プラスチック、ゴムなど様々な物が検出されていますが,異物を特定するためには、知識と経験を必要とします。長年培ってきた実績を元に迅速で的確な検査を実施しています。
  
■飲料水検査
食品衛生法では、地下水など水道水以外の水を使用している場合、食品の製造などに用いられる水の水質検査を行うこととされています。また、新規の食品関係の営業許可申請時にも水質検査が必要となります。厚生労働大臣登録水質検査機関として各市町村の条例などに従って水質検査を行っています。
  
■その他の検査
環境検査、ダイオキシン類分析検査、放射性物質検査なども行っています。
 
■食品取扱施設のふき取り検査
調理場・製造場・販売場など食品取扱施設は,常に目に見えない細菌汚染の危険が一杯です。製造・調理器具,機械のふき取り,従事者の手指のふき取り検査などを実施し,どこに衛生上の問題があるのかを把握して,自主管理のお手伝いをしています。
 
お問合せ先 北九州生活科学センターKLSC福岡事業所
      TEL 092-642-1001
      FAX 092-642-1002
      E−mail:fukuoka@klsc.or.jp
 
 
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